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ビジネスアライアンス分科会 活動報告詳細
2014年12月12日 第5回ビジネスアライアンス分科会
『ファッション×時代、ファッション✕生活者』

2014年12月12日(火)15:30-17:30、第5回ビジネスアライアンス分科会が日本経済広告社大会議室で、開催されました。
講師は、伊藤忠ファッションシステム株式会社マーケティング開発グループ マーケティングクリエーションBU マーケティングクリエイティブディレクター 吉水由美子氏。

★はじめに
(1) ファッションは、時代の気分や人々の価値観の変化をいち早く反映する。
(2) 流通の複雑化や多様化は生活者の選択肢を増大させ、またスマホなどモバイル端末の普及は生活者をいつでも買い場に触れさせている状態にした。その結果、特徴が無い商品は売り場にあっても選択されない状況になった。
背景 : ファッション流通の変化
80年代は、GMSと百貨店が二項対立的で、百貨店が「感度の高さ」✕「高価格」で地位を確立していたが、現在は、選択肢が多様に複雑化した結果「感度の高さ」 ✕「低価格」レベルの競争になっている。
生活者のブランド意識の変化
(1) 80年代、90年代、2000年代とブランドへの意識が大きく変わった。 00年代以降は「海外ブランド」が特別なものではなくなり、「勝ち組」の象徴ではなく、「同調」の記号になった。
(2) ~2007年、2008リーマンショック、2011大震災が人々の意識を変えた。
  
ファッショントレンドの中心世代の変化
(1) 20代が時代の気分を作っている。 トレンドの中期変化の波。
(2) ファッション・トレンドの作られ方 : インターカラーが2年前にトレンド・カラー選定。トレンド・オフィス、テキスタイル展示会、デザイナーズ・コレクションとファッション産業が時代の空気を取入れながら、トレンドを作る。
生活者の情報接触の変化
(1) 雑誌がマニュアルになっていた「Hanako世代」(80年代)から、そのときのひらめきやパッと見た目で選択する    「プリクラ世代」へ。ブランドをそのまま身に着けるのではなく、ブランドの再編集による自己主張を楽しむ。
(3) 長い不況の影響を受けて「Hanakoジュニア世代」(10年代)は、従来の「若者=個性」を覆す。双子のように同じ格好をしているのをよく見かける。こうした「同調」指向は、マス化する傾向がある。
まとめ
「ファッション」は、「ファッション」と「衣料」に分けられる。①高くても買う自分確認消費と、②コスト・コンシャスな同調消費に分けられるが、百貨店は、その狭間に浮かぶ中途半端なポジションで、苦しんでいる。