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2017年1月9日〜11日 香港国際ライセンシングショー2017 ジャパンパビリオン
場所:香港国際コンベンション&エキシビジョンセンター
会期 2017年1月9日~11日
会場 香港国際コンベンション&エキシビジョンセンター
ジャパンパビリオン出展者数:25社(40小間)
主催 香港貿易発展局

~「第15回 香港国際ライセンシングショー2017」報告~ 
中国本土だけでなく、東南アジアをはじめ、各国のバイヤーが集まる 

 さる1月9日~11日の3日間、アジア最大のライセンスビジネスの展示会「香港国際ライセンシングショー2017」(主催:香港貿易発展局)が、香港国際コンベンション&エキシビションセンターにて開催された。15回目を迎えた同展示会では、15の国・地域から340以上の企業(団体)が出展、アニメーション&キャラクターを中心に、アート、コーポレート、ファッション&ライフスタイルなど、1000以上のプロパティが展示された。主催者の発表によれば、バイヤーも100を超える国・地域から2万1000人(前年比104%)が来場。年々規模は拡大し、メイン会場には収まり切れず、隣の会場、通路、4階フロアと分散して開催。アジアにおけるライセンスビジネスの注目度の高さがうかがわれる。

  同展示会の特徴のひとつは、国別パビリオンが大きなスペースを占めていることだ。中国本土、韓国、台湾、タイ、インドネシア、そして日本が大きなパビリオンを展開。各国のパビリオンとも、昨年と比較すると、大きくなっているように見える。特に、中国文化部が主催する中国パビリオンは年々拡大。中国本土の人気プロパティである「Ali the Fox」「Boonie Bears(熊出没)」を前面に、幅広いプロパティを展示した。

 一方、一般社団法人キャラクターブランド・ライセンス協会が主催する今年のジャパンパビリオンは、25社(団体)が出展。昨年同様、日本貿易振興機構(JETRO)と共催で、国別パビリオンのなかでも大きな存在感を示していた。JETROブースでは、昨年同様、ジャパンパビリオンの総合受付、商談スペースを設置、また今年は“ゆるキャラ”を展示し、来場者からの注目を集めていた。

 各国のパビリオン拡大の背景にあるのは、自国のIPに対する各国・自治体の支援だ。各パビリオン出展社に聞くと、各国とも出展料はほぼ100%国や自治体がサポートしているという。自国の新たなIPを生み出すことに力を入れているわけだ。まだまだ会場では、日本製プロパティが目立つが、各国がコンテンツ力を身に付けていくことを考えると、いつそのポジションが脅かされるか分からない。

 各国のパビリオンで目立つプロパティは、個人クリエイターによるオリジナルキャラクターや、アニメーションだ。特に、台湾パビリオンでは、台湾デザインセンターが“FRESH TAIWAN”をスローガンに、個人のクリエイターを支援。なかには、100万ページビュー以上ブログが読まれているという人気キャラクター「Wan Wan」も展示されていた。ソーシャルメディアの普及に伴い、“個”の存在感は確実に高まっているが、そこを支援していく動きは日本よりも先んじているように見える。

 本展示会を概観すると、今年は以前のようにバイヤーでごった返すというほどの来場者数ではなかったように感じる。しかし、主催者発表では増加しているので、恐らく会場が分散した結果、来場者も分散したということなのだろう。ジャパンパビリオン出展社に聞くと、「以前よりバイヤーの質が高くなった。ライセンスを知らないで見に来る人は少なくなったので、実のある商談ができた」という声も多かった。

 上海のライセンスショーが拡大し、本展示会の位置付けも難しくなっているなかで、中国本土だけでなく、東南アジアをはじめ、各国のバイヤーが集まる本展示会に対して、好意的な意見を持つ企業は多い。今後は、ローカルな市場の上海、国際的な市場の香港と、色分けされていくのかもしれない。