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2014年3月22日 Anime Japan 2014 ビジネスセミナー開催
「ヒットするキャラクター商品のつくり方・売り方」

【登壇者】
株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ
コンテンツ事業本部 コンテンツマーケティング部 コンテンツディレクター
西岡 敦史
株式会社タカラトミー
ビークル事業部 プラレールグループ グループリーダー
東 宏幸

【MC】
一般社団法人キャラクターブランド・ライセンス協会 理事/事務局長
株式会社キャラクター・データバンク 代表取締役社長
陸川 和男

さる3月22~23日、東京ビッグサイトにて「Anime Japan 2014」が開催された。11万人もの来場者を集めた本イベントでは、143の企業、自治体が出展。名実ともに国内最大級のアニメイベントとなった。
本イベントでは多くのコンシューマー向けのステージやイベントが組まれていたが、「アニメのすべてが、ここにある。」というスローガンのもと、ビジネスセミナーも2日間で14のプログラムが組まれており、そのどれもが充実した内容であった。
CBLAでは、本ビジネスセミナーにおいて、「ヒットするキャラクター商品のつくり方・売り方」と題して、会員であるソニー・クリエイティブプロダクツの西岡氏、タカラトミーの東氏が登壇、人気キャラクター『きかんしゃトーマス』に登場した蒸気機関車ヒロを題材に、ライセンスビジネスの仕組みとその過程でどこに気が配られているかを語った。
『トーマス』は映像を制作するヒット・エンターテインメントがすべての権利を持っている。西岡氏の属するソニー・クリエイティブプロダクツは、日本国内における権利を任されマスターライセンシーとして、日本の『トーマス』ビジネスの窓口となっている。そして権利の許諾を受けて『トーマス』のプラレールを展開するタカラトミーなどが、サブライセンシーとなる。『トーマス』のサブライセンシーは、国内に120社あるという。
 蒸気機関車ヒロは、英語圏以外のエリアの視聴者にアピールするため、日本の蒸気機関車をもとに企画されたキャラクター。ヒロが登場する映像が2009年9月に欧米でリリースされる情報を得たソニー・クリエイティブプロダクツは、タカラトミーにその旨を連絡した。2009年夏前から商品化などを進めつつ、2010年4月にヒロが登場する映像を映画『伝説の英雄』公開と同時に商品展開する計画を立てた。こうした過程において、ソニー・クリエイティブプロダクツとしては「日本市場での最適な戦略を実現するためのヒット・エンターテインメントとの緊密な情報交換」と「サブライセンシーに対する早めの情報提供」を心がけているという。
 東氏は西岡氏の説明を受け、タカラトミー・サイドにおけるヒロの商品化の流れを解説した。ソニー・クリエイティブプロダクツとのやり取りが一番多くなるのは、試作段階。コストやプラレールの規格という枠組みの中、劇中そのままの形で玩具にはできない。その中で、いかにヒロらしいデザインに落とし込むのか、検討を重ねるという。
 こうして2010年4月にリリースされたヒロの商品はヒット作となり、ヒロも人気キャラクターになったという。
 100席あった会場はすぐに満席となり、会場全体を取り巻く立ち見を含めると、200人を超える方々が聴講されたように見える。そういう意味では、ライセンスビジネスへの関心の高さを実感させられるセミナーとなった。